
中古と違ってちゃんとメーカー保証が欲しい…
そんな方におすすめなのが、VAIO公式が販売するリファービッシュ品です。
新品よりも安く手に入るだけでなく、バッテリーやキーボードなど主要パーツが交換済みで、まるで新品同様のクリーンな状態。一般的な中古PCと比べて、安心感はまったく別物です。
先日、VAIOのフラッグシップモデル「SX」シリーズが、なんと10万円以下でリファービッシュ品として登場したので、さっそく購入してしまいました。
本記事では、実際に購入した体験談を交えながら、VAIOリファービッシュ品の特徴やメリット・デメリットを詳しく解説します。
- とにかく価格が安くメーカー保証もついて安心
- 各種パーツは新品のものと交換済みで安心
- 一部パーツの消耗度合いはやや気になる
- ある程度の使用感はあり
VAIOのリファービッシュ品とは?




VAIOのリファービッシュ品とは、VAIO公式から販売されているメーカー保証のついた再生品です。
一般的な中古ショップで販売されている、中古PCとは明確に異なります。
- 新品より価格が安い
- メーカー保証がついてくる
- 各種パーツが新品のものに交換済み
- 新品より価格が安い
- 中古ショップ独自の保証がつくことがある
リファービッシュ品はバッテリー・キーボード・タッチパッド・パームレスト・天板といった各種パーツが使用済みのものから交換されているため、中古品とは思えないほどクリーンな状態で使用できます。
また中古ショップで購入した場合、中古ショップ独自の保証はあってもメーカー保証は基本的に受けられません。
しかしリファービッシュ品であればVAIO公式のメーカー保証が付いているため、万が一の際も安心して利用できるのが大きな魅力です。



同じ中古品であっても、安心感がぜんぜん違うんだね!
【体験談】実際にVAIOリファービッシュ品「VJS144」を購入




製品名 | VAIO SX14(型番:VJS144) |
---|---|
OS | Windows 11 Home |
CPU | Core i5-1135G7 |
メモリ | 16GB |
ストレージ | SSD 256GB |
液晶 | 14型 FHD タッチ対応(Pen非対応) |
発売日 | 2021年10月 |
価格 | 94,800円 |
梱包・付属品




まず梱包ですが、普段VAIOから届く新商品同様、綺麗な箱で届きました。
開封口についているシールも未開封の物となっています。




箱の中には、ノートPC本体・電源ケーブル・納品書などが入っていました。
いつものVAIO製品であれば、工場で全てのチェックが完了したことを証明する「安曇野FINISH」のスタンプの押された証明書も入っているのですが、リファービッシュ品には入っていないようです。
VAIOと言えば「安曇野FINISH」の証明書という印象が強かったので、この点は少し寂しいですね。




ノートPCの入っている中箱を開封すると、画面を拭く際などに使えるクリーニングクロスも入っていました。
商品の状態(外観)




まず天板ですが、新品同様にとても綺麗な状態です。




「本当にリファービッシュ品なのか?」と疑わしいレベルで綺麗だったので、改めて商品ページを確認してみると「VAIOロゴが入った天板を交換し、新品と遜色ない見た目を実現。」との記載がありました。



だから天板は新品みたいに綺麗だったんだね〜。




一方背面を確認してみると、パッと見は目立たないものの、光を当てると傷や汚れが多少目立ちます。




光を当てないと目立たないレベルですし、そもそも普段目に入らない部分なので気になることはありませんが、ここらへんはある程度の使用感が感じられますね。



この程度であれば個人的には全く気にならないですね。




PCを開いた状態ですが、こちらはとても綺麗です。




こちらも商品ページを確認してみると「キーボード・タッチパッド・パームレストを新品に交換」とのことでした。
一般的な中古ノートPCだと、キー印字が薄れていたりテカっていたりすることもあるので、この点はありがたいですね。



ディスプレイもとても綺麗でした。
動作の確認
ストレージ




PCを起動し、早速ストレージの消耗度合いをチェックできるソフト「CrysttalDiskinfo」を起動してみました。
- 健康状態:72%
- 電源投入回数:509回
- 使用時間:2,852時間
使用時間が約2,800時間とのことで、思っていた以上に使用されていることがわかりました。
現状転送速度や動作には全く問題はないものの、ストレージはやや消耗気味である点には注意が必要そうです。



結構がっつり使われてるんだね。
なお、SSDのように自然消耗した部品の交換は、たとえ保証期間内であっても有償での交換対応となるので気をつけましょう。



自己責任ではありますが、SSDは自分でも交換はできるので・・・。
VAIOリファービッシュ品のメリット/デメリット
メリット




- 格安でVAIOのノートPCが手に入る
- 中古とは異なりメーカー保証が付いてくる
- 中古とは異なり一部パーツは新品のものと交換済み
リファービッシュ品のメリットは、なんと言っても格安でVAIOのノートPCが手に入る点です。
今回イヤバズ編集部で購入した製品「VAIO SX14」は、VAIO製品の中で最も高性能な「SX」シリーズに該当する製品。
SXシリーズは他シリーズのVAIO製品に比べあらゆる性能が高い機種ですが、現行モデルの「SX14-R」は約23万円もするほど高価な製品です。
そんな高級なSXシリーズが、型落ち・リファービッシュ品とは言え10万円以下で購入できてしまうのは素晴らしいメリットと言えます。



しかも本製品、有償オプションでつけられるタッチ対応液晶もついててこの価格なんですよ・・・。
同じように格安で購入可能な中古製品とは異なり、リファービッシュ品はメーカーの1年保証がついているのも大きなメリットです。
中古商品の最も大きな懸念が故障ですが、1年以内であればメーカー保証が受けられるのは安心ですよね。
また天板やキーボードといったパーツも交換済みなので、中古特有の使用感は一切感じられない、高級感あるVAIO PCを使えるのもメリットと言えるでしょう。
2025年9月18日より、リファービッシュ品でもOSやOffice付与の変更が可能となりました。
より強固なセキュリティが欲しい人はProOSを、資料作成をスムーズに行いたい人はOffice搭載モデルを選びましょう。





新品と同じような感覚で選択できるのは嬉しい!
デメリット




- 搭載パーツがやや古め
- PC裏面に多少の傷や使用感あり
まずデメリットとしてあげられるのは、数年前に発売された型落ちモデルということもあり、搭載されているパーツがやや古めという点。
とくに今回購入したPCに搭載されているCPUは2021年に発売されたものとそこそこ古く、最新のCPUと比べるとやや性能は劣るでしょう。



11世代CPUでも全然サクサク動くんだけどね。



中古市場では一桁世代のCPU搭載PCが売られていることも珍しくないので、そう思うと全然良心的です。
一方、ストレージやバッテリーの消耗はやや気になるデメリットです。
今回購入したリファービッシュ品は約2,800時間も使用された製品ということもあり、ある程度のパーツの消耗は避けられません。
1年のメーカー保証がついていると言っても、消耗品の交換は保証期間内でも有償ということは忘れないようにしましょう。



この点は中古品同様避けられないデメリットですね・・・。
VAIOリファービッシュ品はどんな人におすすめか




多少の消耗はあれど、メーカー保証の付いたVAIO製品を格安で購入したい人にリファービッシュ品はおすすめです。
デザイン性抜群・薄型軽量・タッチ液晶搭載・VAIO独自機能搭載・高性能といった要素が詰まった国産ノートPCを10万円以下で購入できてしまうのは、あまりにも大きすぎるメリットと言えます。
イヤバズ編集部では過去何度もVAIO製品をレビューしてきましたが、とくにSXシリーズの使い心地の良さは段違いでした。


今回高価なSXシリーズがここまで値下げされていることを考えると、今後他シリーズのリファービッシュ品が出たとしても破格の割引率で登場する可能性が高いでしょう。
「一般的に高価とされているVAIOのノートPC、でも手に届きやすい価格で買えるなら・・・」という方には、とくにおすすめですよ。
リユース品(リファービッシュ品)を展開しているPCメーカーと比較
注文キャンセル品などを再販売している店舗であればもっと多くのメーカーから販売されていますが、再生品・リファービッシュ品を展開しているメーカーになると数が限られてきます。
リファービッシュ品を展開している主なPCメーカーは以下の通りです。
メーカー | 製品名 | 購入方法 | 保証内容 |
---|---|---|---|
VAIO | Reborn VAIO | VAIO公式サイト | 1年保証 |
NEC | リフレッシュPC | ソフマップ/ヤマダデンキなどの店舗 | 6ヵ月・1年・3年保証 |
Lenovo | 新装整備品 | Lenovo公式サイト | 1年保証 |
Apple | 認定整備済み製品 | Apple公式サイト | 1年保証 |
基本的にはどのショップでもメーカー保証は1年を限度としていることが多く、NECのみ商品によっては3年保証がつくこともあります。
購入方法はメーカーの公式サイトから購入することがほとんどですが、一部のメーカーではAmazonなどの大手ECサイトや、ソフマップやヤマダデンキなどの家電量販店で購入も可能です。



VAIOは過去に何度か名称を変更しましたが、現在は「Reborn VAIO」に統一されています。



VAIOのリファービッシュ品は「Reborn VAIO」だゾ!

