STORM 流界2（RK2-98X3D57）レビュー！有機EL液晶を搭載した魅せるPCの実力を徹底検証

高解像度で色鮮やかな美しい曲面液晶を搭載した、機能美が光るSTORMのゲーミングPC「流界2（RK2-98X3D57）」。

ゲーミング性能や冷却性能も高く、PC性能やビジュアルにこだわりたいゲーマーにぴったりの製品です。

本記事では、流界2（RK2-98X3D57）で具体的にどのようなデザインに変更できるのか、また実際のゲーム性能はどの程度のものなのかを詳しくレビューしていきます。

【PR】今回の記事は、STORM様よりPCの貸出をいただき執筆しております。

流界2（RK2-98X3D57）の概要

OS	Windows 11 Home
CPU	Ryzen7 9800X3D
GPU	RTX 5070 12GB
メモリ	DDR5 32GB
SSD	1TB
サイズ	奥行483幅238高さ502mm
電源	850W 80PLUS GOLD
価格	364,800円

STORMの中でも、特にデザイン性や機能美に特化した「流界（ryukai）」モデルから、新たに進化した「流界2」が登場しました。

CPUクーラー部にある曲面液晶の存在感や、徹底されたケーブルマネジメントがとても特徴的なモデルとなっています。

もちろんデザイン性だけでなく性能・機能面にも抜かりはなく、高負荷なゲームを快適に遊ぶためのパワーや冷却性能も兼ね備えていますよ！

外観・内装

本製品は昨今流行りの「ピラーレス」タイプのケースを採用していて、本来左側面と前面の間にある支柱（ピラー）を取り除き、PC内部をより鑑賞しやすい設計になっています。

よくあるピラーレスタイプの製品だと、左側面と前面のガラスパネルの境目が直角に折れ曲がっているのですが、本製品は丸みのある形状となっているのが特徴的です。

一般的なゲーミングPCであれば多少ケーブルが視界に入ってもおかしくないのですが、本製品はとにかくケーブルマネジメントを徹底していることもあり、ほぼ視界に入ってきません。

とくにグラフィックボードの補助電源ケーブルが隠れているのはすごいですよね。

右側面や背面は不透明な白色パネルでおおわれているものの、しっかりメッシュ加工が施されているので冷却性能に期待が持てます。

綺麗に塗装されているので、電源を入れてない状態でも白色ガジェット好きな方にはたまらない外観に。

上部パネルはドライバーを使用せずとも手だけで外せる設計になっていて、上部パネルを外した後なら両側面のパネルも外すことが可能です。

ケーブルはマザーボードの裏に隠れていました。

ここまでケーブルマネジメントが徹底されているのは美しいなと思った反面、自分で何かしらカスタマイズや増設を行う際には、元に戻すのが大変そうだなと思いました。

LED・曲面液晶

曲面液晶

PCの電源を入れ、LEDや曲面液晶をつけてみたのですが、めちゃめちゃ良くないですか？

曲面液晶の品質が想像以上に高く、すごく綺麗で見やすい画面が表示されるのがとくに気に入りました！

それもそのはずで、なんと曲面液晶には1,080×2,400の有機ELディスプレイが使用されているとのこと。

小さな液晶に、視野角に強い有機ELに加え、高解像度ディスプレイが搭載となんとも贅沢な仕様で驚きました。

しかもこの曲面液晶、全部で26パターンものデザインが用意されていて、どれもかっこいいんですよね。

上記の動画では映像が何度か止まっているように見えますが、これは設定ソフトでパターンを切り替えている際に一時的に停止しているだけです。通常の利用では、このように映像が止まることはありませんので安心してください。

1時間ごとに好みの2デザインを交互に切り替えながら表示され続けます。

これらの設定はPC内に元から入っている「STORM Curved Surface」というソフトで簡単に行えますよ。

STORM Curved Surfaceを使えば、保存している画像を曲面ディスプレイに表示させつつ、CPUやGPUの使用率などを表示させることも可能です。

LED

左側面に連なる3連ファンと、背面ファン、合わせて4つのファンにはRGBLEDが搭載されています。

一般的なゲーミングPCだと、LEDの点灯パターンって多くても10種類あるかどうかぐらいだと思うのですが、本製品の点灯パターンはあまりにも多く、おそらく50パターン以上はあるかと思います。

上記のパターンに加え、LEDの光り方には3つのバリエーションも存在するので、これも加えると3×50以上で150以上もの点灯パターンが存在することに。

これだけ点灯パターンが存在するのであれば、まず間違いなく好みのライティングが見つかるでしょう。

曲面液晶のみならず、LEDに対しての気合に入り方も凄まじかったです。

大きさ

大きさは奥行483幅238高さ502mmと、一般的なミドルタワー型程度のサイズ感です。

机の上、およびディスプレイ横に置いても大きすぎることもなく、ちょうどいいサイズ感となっています。

重過ぎることもないので、開封後は設置も楽でした。

衝撃を防ぐためにも厳重に梱包されて届くので、PCの入った段ボールはサイズが結構大きく、部屋まで運ぶのにかなり苦労しました・・・。

とくに階段を上って二階へ持ち運ぶのは成人男性でも大変だったので、持ち運びは2人以上で行うのが無難かと思います。

付属品

付属品には電源ケーブルや細かなケーブルのほかに、アンテナもついていました。

本製品はWi-FiとBluetooth機能が搭載されているので、こちらのアンテナを使ってより無線電波を受信しやすくなるので、是非使うようにしましょう。

インターフェース・ボタン

USBなどのインターフェースは右側面と背面上部にまとまっていて、背面下部に映像端子がまとめられています。

合計でUSB Type-Aが10個、Type-Cが2個も備わっているので、USB端子で困ることは少ないでしょう。

各種ポートも必要十分にそろっていて、インターフェース面はとても充実しています。

CPU・GPU・SSD性能

CPU（Ryzen7 9800X3D）

現在ゲーム用CPUとして非常に高い人気を誇るのが、本製品に搭載されているCPU「Ryzen7 9800X3D」です。

通販サイトやPCショップの売れ筋CPUランキングでは、よく1位となっている姿を目にします。

高評価の理由は高いゲーミング性能で、競合CPUらと比べて性能が高く、あらゆるベンチマークサイトで本製品を使ったPCが高記録を叩き出しています。

性能が良いからと言って価格も破格に高いわけでもなく、コスパに優れた完成度の高い優秀なCPUです。

GPU（RTX 5070）

RTX5070は、幅広いゲームユーザーにおすすめのGPUです。

フルHDゲーミングであればあらゆるゲームが快適にプレイできますし、WQHD・4K解像度でもゲームが楽しめます。

高いフレームレートや高解像度ディスプレイでのゲームも楽しめるポテンシャルを持っているので、さまざまなゲーマーの期待に応えてくれるでしょう。

優秀な性能をしていながら価格も10万円を切っていて、コスパ面でも嬉しいGPUです。

SSD

読み込み速度（Read）	書き出し速度（Write）
4,838MB	3,235MB

この数値の優劣に関しては、下記の表を参考にしてみてください。

ゲーム利用時の動作性
5,000MB/s以上 （NVMe Gen4）	とても快適
1,500MB/s以上 (NVMe Gen3)	快適
500MB/s以上 （SATA3）	やや快適
300MB/s以下 (HDD)	不快（軽いゲームなら問題なし）

ほぼ「とても快適」に近い数値を記録。

実際の使用感としては、PCの起動、ゲームのロード、データの転送などさまざまなシーンでもたつきを感じることなく、とても快適でした。

各種ゲームでの快適性

ゲームでの快適性については、「モンスターハンターワイルズ（ベンチマーク）」「Apex Legends」「パルワールド」「ゼンレスゾーンゼロ」「鳴潮」の5タイトルで検証を行いました。

フレーム生成をオンにすると、モニターのリフレッシュレート上限値以上のフレームレートが表示されます。

ハイパワーのRTX5070とゲームに強いCPUの入ったゲーミングPCなので、FHD解像度はもちろん、4K解像度でも難なくゲームが楽しめました。

比較的重めとされるモンハンワイルズでも高い数値が出ているので、並大抵のゲームは超快適な環境で遊べるでしょう。

本製品はデザイン性の高さがとくに魅力的な製品でもありますが、性能面も負けてはいないことがよくわかりますね。

各ソフトの動作性について

デスクワーク効率系ソフト
Word	Excel	PowerPoint
◎	◎	◎
クリエイティブ系ソフト（イラスト・画像）
CLIP STUDIO PAINT	Photoshop	Illustrator
◎	◎	◎
クリエイティブ系ソフト（動画編集・3D）
Premiere Pro	After Effects	blender
◎	◎	◎

上記の表のとおり、CPU・メモリ・グラフィックとあらゆる性能が高水準な本製品であれば、一般的な事務ソフトはもちろん、クリエイター向けソフトも快適に動作します。

動画編集やCG制作をするような方にも満足いただける製品となっています。

発熱

アイドル中の最高温度	ベンチマーク中の最高温度
29.5度	42.9度

サーモグラフィカメラでケース内の温度を計測してみると、負荷の重いベンチマーク中にはグラフィックボードをはじめ、内部のパーツがじわじわと温まり始めました。

結果、最大で約12度前後の上昇に落ち着き、発熱はそこまでしておらずしっかり冷却がされている印象です。

ゲーム中やベンチマーク中、曲面液晶上に表示されたCPU・GPU温度を確認しても、60度にギリギリ行くか行かないか程度の温度に落ち着いていました。

運用上問題のない温度に落ち着いているので、安心してゲームをプレイできます。

静音性

騒音レベルについてですが、特別静かでもうるさくもない程度の音量です。

24db前後の室内でPCを起動すると、常に約35db前後になる程度にファン音が鳴り響いていました。

常に風量「中」の扇風機が回っているくらいのイメージですかね。

流界2（RK2-98X3D57）の良かった点

本製品の最大の魅力は、やはり何と言ってもそのデザイン性の高さです。

中でも曲面ディスプレイの存在感は大きく、机上に置くだけで空間が一気に華やかになります。

さらにこのディスプレイは単に見た目が優れているだけでなく、CPU・GPUの使用率モニターとしても実用的です。

ゲーム中に「少し重いかも？」と感じたときでも、ひと目で負荷を確認でき、状況に応じて設定を調整できるのが便利なんですよね。

また、この美しいディスプレイをノイズなく楽しめるのは、徹底されたケーブルマネジメントがあってこそだと感じました。

流界2（RK2-98X3D57）のまとめ

流界2（RK2-98X3D57）は、こだわりぬかれたデザイン性が魅力的なゲーミングPCです。

実際に製品を利用してみて、心を奪われてしまうほどスタイリッシュで華々しい製品でした。

カッコいいPCを探している方には、是非おすすめしたい製品です。

気になった方はSTORMの公式サイトでチェックしてみてくださいね。